上の写真はドーマーのコーナートリムをアップで撮った写真です。
この荒々しい表面の木材の仕上りをラフソウン(Rough sawn)仕上げと呼び、
素朴な風合いを好む方に人気の素材でアメリカンカントリー好きの方には特にお薦めしたい仕上材です。(写真はレッドシダーにオスモのカントリーカラー・ノルディックレッドを塗ったものです)
このラフソウン(粗木材)、お薦めなのは仕上がりの雰囲気だけではありません。
表面が粗い為、塗料の吸い込みがかなり多いので、
プレーナーをかけられた部材に比べると、耐久性が良いように思います。
カナダやアメリカの建物を見ていると破風や窓枠、サイディング等、
外部の腐りやすい部分にレッドシダーのラフソウン仕上げを見ることができることを考えると、防腐目的で塗料がのり易いようにわざと粗い材料をつかっているのかな。と思ったりします。
北欧系のログハウスでは仕上材としてのラフソウンはあまり見られませんが、
北米系のログハウスをお考えの方には部材選択の一つとして、記憶に残していただければと思います。